2006年05月06日

ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」影の王国

ボリショイ引っ越し公演の「ラ・バヤデール」は(地方公演を除けば)明日の神奈川県民ホールで終わり。
もう一度グラチョーワ&ネポロジーニーを見たいけど、さすがにそうはしていられません。来週は「ファラオの娘」もあるんだから!
さて。
ラ・バヤの感想でまだ書いていない部分がありました。第3幕の影の王国です。
影の王国と言えば、坂の上を降りて来る32人のコール・ド・バレエに尽きます!青白い光のもと果てしなく増殖する影たち。
罪悪感から逃れるために阿片に酔った男が見た束の間の夢。
なんちゅう都合の良い発想じゃ〜、と思いつつついついうっとりさせられます。
ラ・バヤの一番の見所はこの影たちと言っても過言でないのですから!そして、ボリショイバレエの影の皆さん方は期待に違わず美しい夢を見せてくれたのでした。

背景は岩山。そんな山の中から二段のスロープを降りて来ます。果てしなく繰り返されるアラベスク、パンシェ。
青白い光に照らされコール・ドのダンサー1人1人が影となります。でも、影はそれだけではない。青白い光を受けて彼女たちの真っ白なチュチュの影ができるのです。黒ではなく白い影が。
32の影のコール・ドとさらに彼女らの影と。
4日は3階から5日は5階とそれぞれ正面席から影の王国を堪能することが出来ました。

そうだ!グラチョーワ様のことで書き忘れていた件がありました。影の王国で白いベールを持って踊る場面があります。
ベールを持ち登場したグラチョーワは(もう片方の端を持ったネポロジーニーを従えて)、信じられないくらいの長い長いバランスを取ったのでした。
すっごいことを見てしまってびっくり、でした。
posted by めぐみ at 22:04| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

続ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」5/5

強烈だったツィスカリーゼばかり語ってしまいましたが、他のキャストについても少し。
アラシュ@ガムザッティは昨日のアレクサンドロワ程の強烈な華はありませんでしたが、権高なラジャの娘でした。
特徴的だったのは、第1幕の幕切れ。普通のガムザッティは無礼な女を殺してやるのマイムをするのですが、アラシュはしていませんでした。余りの想定外の出来事にショックを受け、でもソロルを信じようとしているように見えました。

ザハロワ@ニキヤは、相変わらずでした。信じられないくらいの素晴らしいスタイルに関節はどうなっているのかと思う柔軟にしなる腕。すごいとは思うけどめぐみの好みではないことを再確認してしまいました。
ガムザッティに対する態度は予想していたよりも身分を弁えていました。
ただ、大僧正への態度は相変わらず偉そう。「このセクハラ親父!」って声が聞こえてきそうでした。
スィトニコフ@大僧正のガックリぶりに同情してしまいましたよ。
さて、バヤデルカ殺人事件真犯人探しです。第2幕冒頭でマグダヴェヤが花籠を持って来て大僧正に見せます。大僧正はラジャに見せるよう指示。ラジャに見せた後、舞台から消えます。
そして、マグダヴェヤはニキヤの露払い?的な格好で再登場。「これからバヤデルカが来ます〜」とマイム。
あれ?昨日のグラチョーワ@ニキヤの時はいなかったかも。記憶があやふやですが。
こりゃ、ラジャ&大僧正が共犯してますね〜。マグダヴェヤは実行犯と。
ま、手回しよく解毒剤を携帯していることから土壇場でニキヤを救って恩を売ろうと考えたんでしょね〜。

で。現れたザハロワ@ニキヤでありますが。
ん〜。この場面で可哀相とも思えない珍しいニキヤでした。
何というか、自分を捨てた恋人の婚約式に乗り込んで来て美しい肢体で踊って当てつけている感じ。一瞬ガムザッティが可哀相になりましたよ〜。
ま、ニキヤにしたって一見強そうだけど実はヘタレ戦士な男を愛してしまい可哀相ではあるんですがね。

すんごーく強烈なソロル@ツィスカリーゼに比べれば、ニキヤもガムザッティも普通でしたね〜。
「ファラオの娘」が楽しみです〜!
posted by めぐみ at 22:28| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」5/5

いっや〜♪ニコライ・ツィスカリーゼって、楽しい人ですね〜。いや、別にラ・バヤが喜劇になったわけではありませんが。
昨日の優美な青年貴族ネポロジーニー@ソロルでしたが、今日のツィスカリーゼ@ソロルは名高い戦士でした。
エキゾチックで濃い顔立ちにお髭、ターバンまで巻けば立派なインドの戦士ざます。
今日見に来て良かったです〜♪

圧巻は第2幕の婚約式。ザハロワ@ニキヤが毒蛇に噛まれたのを見ると真っ先に近寄って肩に触れていました。すぐに飛び退いたけど。
衝撃を受けるアラシュ@ガムザッティ!二股婚約者と「あんたが犯人」と詰め寄る恋敵に挟まれいたたまれずか去って行きました。
でででっ!大僧正から渡された解毒剤を手にニキヤがソロルを伺うと!
顔を背けるだけでなく、耳をふさいで向こうを向いてしまったのです。匙を投げたかニキヤは薬を取り落とし死ぬのでした。
恋人の死体に駆け寄ったと思いきや、ぼーぜんとニキヤを見下ろし次の瞬間頭を抱えて遁走したのでした〜!
あははは〜っ!新国立の牧版を除けば、ニキヤの死体を前に逃げ出すソロルなんて初めて見ましたよ。
いや〜最高!ヘタレ戦士でした。

第3幕、ソロルはマントをなびかせ自分の部屋に戻って来ます。(昨日のネポロジーニーはマント無しだった)物凄い慌てふためき様に、ぷっ。
部屋でウロウロしながら嘆きます。神殿の聖なる火の前での誓いのマイムを繰り返してみたりして。まるで、誓いを破った天罰が下らないかと怯えている様でした。
勇猛で名高い戦士はどこに行ってしまったのか。まだ、ネポロジーニー@ソロルの方が肝が座っていましたね。
あ〜ぁ。ツィスカリーゼの話で、終わってしまいますね。そのくらい強烈だったんですから!!!
posted by めぐみ at 17:03| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」5/4ソワレ

グリゴロ版だけあって、他のバレエ団より踊りは多かったです。
ガムザッティが踊る踊る。登場時からね。戦士や子役たちを従えて踊っていたのが特徴的。
ウヴァーロフの代わりにソロル役を踊ったネポロジーニーは長身で優美で弱い男でした。どこが名高い戦士?でしたがニキヤとガムザッティが取り合うのも無理からぬ貴族の青年でした。

さてさて、グラチョーワ@ニキヤでございます。
神殿に仕える舞姫らしく清楚で凛とした雰囲気は当然ありますが、身分低い身であることは十分に弁えて居る。大僧正に対してもガムザッティに対しても。
なので、ガムザッティとの場面は本当に可哀相でした。
ソロルとの逢瀬は女らしく。神殿の使い?としてガムザッティの婚約を祝福して花を降らせるとこでは、ラジャやガムザッティが跪くのも当然な神聖な雰囲気も。
一番可哀相だったのは、婚約式で踊らねばならなかったとき。ま、ニキヤはみんな可哀相ですがね。
天上に昇ろうとすれど昇ることできず、地に叩き付けられる。
ちょっと、ヌレエフ版「白鳥」第4幕の王子とオデットの場面を思い出したりもして。
そういえば、毒蛇入りの花籠は婚約式冒頭で苦行僧マグダヴェヤが持って来て大僧正に見せていました。彼が用意した?んで、ニキヤに渡すのも彼。
知り合いだから、疑いもせず受け取ったのでしょうかね。普通、ガムザッティの奴隷が持って来ます。恋敵の奴隷だったら疑ってかかる可能性大ですからね〜。
ニキヤ殺人真犯人はだれ?の様相を呈して参りました。
毒蛇に噛まれたニキヤが、ガムザッティとソロルが座って居る前までやって来ます。起きてることに衝撃を受けたのか、ガムザッティは立ち上がり去って行きました。
ん〜。第1幕最後では、殺してやる!マイムをしていたけど意外に気が弱かった?
瀕死のニキヤに大僧正は解毒剤を渡します。まるで「なんて可哀相な、ささ、これをお飲み」で交換条件なんて提示していたかしら?ソロルの様子にニキヤは薬を取り落とし絶命。今更、よわっちいソロルは恋人に駆け寄るのでした〜。
posted by めぐみ at 15:31| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」5/4ソワレ

に、行って来ました。白いバレエを堪能してきました。パリオペ後ゆえなおさらに。
グラチョーワVSアレクサンドロワのプリンシパル対決。迫力ものでした〜♪
なんせ、アレクサンドロワはあの体格です。迫力満点。華やかでした〜。
対するグラチョーワは、(ザハロワみたいに)えらそ〜にならない程度に応戦。
グリゴロ版らしくマイムだけでなく踊って闘っていました。
ところどころ聞き慣れない曲が(と言ってもミンクスでしょね)ありましたがオーソドックスなバヤデールでした。

ちと拍子抜けだったのは、寺院の崩壊シーン。
新国立やマールイみたいのを見慣れた目から見るとかなりあっさり。
ソロルが寺院の前に一人でたどり着くと急に崩壊しゃうんですから。
いや、誓いを破った彼にだけ罰が当たったってことなんでしょうが。
とりあえず、第1弾の感想でした〜♪
posted by めぐみ at 21:55| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

パリオペ「パキータ」メモメモ

久しぶりに、「十九世紀フランスバレエの台本」を読みました。先日のパリオペで見た「パキータ」の部分を。
パキータは1846年に初演されたバレエ・パントミーム。パキータ役はジゼルの初演者カルロッタ・グリジでリュシアン役は同じくジゼルの初演者(アルブレヒト)リュシアン・プティパ(マリウス・プティパの兄)です。

パントマイム・バレエだけあって、マイムは盛り沢山。特に第1幕はたっぷり(踊りもたっぷり)です。
例えば、一番最初に伯爵夫人がリュシアンに婚約者ドンナ・セラフィナを愛しているか尋ねリュシアンが愛していないと答える場面。
また、ジプシーの首領イニゴがパキータにしつこく言い寄る場面。
そして、パキータに一目ぼれしたリュシアンがあの手この手でアタック!自分と一緒に来ないかとまで言うのです。婚約者が居るというのに!

めぐみが見た日のドンナ・セラフィナ役はイザベル・シアラヴォラ。黒いドレスに縦ロールだったかな。
リュシアンは、若くてかっこよくて軽い将校のよう。婚約者同行中に別の女の子に熱烈アタックなんてね〜。
アルブレヒトも真っ青です。
ルグリ@リュシアンは、若々しくて実に楽しそうに口説きます。さすがはお仏蘭西は違う?
第1幕では、パ・ド・トロワが踊られます。グラン・パから切り離してこちらで。
貴族一行の前で踊るジプシーや村人、闘牛士たち。
スペインと言えば、こんなイメージ?スペインのイメージ戦略と言えば、第2幕でイニゴがリュシアンに出す食事は大皿に盛られたパエリアみたいでした。
そうそう、ドンナ・セラフィナの兄ドン・ロペスがリュシアンを殺害するためイニゴを雇う場面もマイムはたっぷり。
しっかりイニゴは総督からお金を取るのでした。

とりあえず今日はこの辺で。
posted by めぐみ at 22:49| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月27日

パリオペ「パキータ」初日

に、行って来ました。なかなか、興味深い作品でした。
一番印象的だったのは、衣装でしょうか。
第2幕のグラン・パのコール・ド・バレエのチュチュの素晴らしさ!裾がたっぷりしていてとっても凝った作りなんです。
5階から見ていたのですが、ゴブラン織りを連想しました。本当にウットリ。

はは。バレエを見に行って衣装の素晴らしさを真っ先に褒めるなんて、ね。
歴史的な作品を見れた喜び、オレリー・デュポン&マニュエル・ルグリの踊る全幕ものを見られた喜びは、もちろんあります。とっても。
でも、さすがに白鳥の後だと脳天気な軽い娯楽バレエで楽しいけどちょっと物足りないですね。
初めて見る全幕バレエ「パキータ」は、なるほどロマンティック・バレエの時代の作品らしく演劇的。第1幕では、マイムも多く出て来ます。
リュシアンたち貴族一行の前で、ジプシーや闘牛士が踊る場面など「ジゼル」で大公一行をもてなす村人の場面とかぶります。
いろんな衣装といろんな踊りが見られた、楽しいバレエでした。
今に伝わるのがグラン・パだけというのは、無理ないなとは思いましたが。

休憩時間にボリショイの引越し公演「ラ・バヤデール」の5/5のチケットを購入。ザハロワVSステパネンコ姐さんの対決が楽しみです。
posted by めぐみ at 21:19| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続々・4/23 パリオペ「白鳥の湖」メモメモ(妄想全開)

ヌレエフ版「白鳥の湖」第4幕。
第3幕の終わりに結婚詐欺のショックから倒れ伏してしまったニコラ@王子。
幕が上がって、引き続き倒れ伏しています。やれやれ。
階段の上から、白鳥さんたちがわらわら登場。王子を蹴飛ばさないかちょっと期待するも、王子は無事でした。
夢の中から起き上がった王子は、オデットを探して?去っていきます。
ゆらゆらと波のように揺れる白鳥のコール・ド・バレエ
第2幕ではあまり感心しない振り付けでしたが、この第4幕のはなかなか良し。

打ちひしがれたアニエス@オデットが帰ってきます。
がっくりと倒れ落ちる白鳥たち。
ようやっとニコラ@王子がやって来て白鳥たちを起こします。起き上がってもすぐまた倒れ伏す白鳥たち。
オデットとの再会、でも誓いを破ってしまったせいで決して幸福な再会ではありません。マイムは、死?
ここの場面は、デルフィーヌ姐さんが一番気に入りました。華奢で今にも崩れ落ちそうなくらいに痛々しくて。いや、アニエスも良かったのだけど。
王子と踊っていても、この場面はがっくりとオデットが崩れ落ち膝をついてしまいそうな振りが繰り返されます。
オデットは王子と共に行くことは出来ないし、王子もオデットの行くところに行くことはできない。なんとも、やるせない。

そして、、、きゃ〜ん。
ウィルフリード@ロットバルトが現れます。
ロシアみたいにロットバルトと闘ったりしません。ヘタレ王子は。
ロットバルトの腕からオデットを奪い返そうとするけど、敵わずオデットは拉致されていきます。
そっ、そして。第1幕の終盤を彷彿とさせる王子とロットバルトのPDD。第1幕ですでに予見されていたように、再び床に転がされる王子。
そればかりか今度は、ロットバルトに跨がれてしまうのでした。おおおお〜。
倒れ伏した王子を後ろに、勝ち誇るウィル!!!!
いっや〜、素敵でした。これでこそ、パリオペのエトワール。天下のウィルフリード・ロモリ先生ってもんです。
ちょっと、「ラ・シルフィード」で倒れたジェームズを前に勝ち誇る魔女マッジみたいな場面でした。
んで、勝ち誇ったロットバルト様は再び王子を跨ぐとオデットを拉致して去っていくのでした〜。
2度王子を跨いで行ったのは、ウィル@ロットバルトだけでした。もう、完全に王子は粉砕したってとこですね。
よろよろと起き上がった王子の目に映ったのは、天高く飛翔していくロットバルト&オデットだったのでした〜。。。

ふふふ。
今思い出すだけでも、ニヤニヤしてきちゃいます。
ウィルかっこよかったです。
カーテンコールは、前日とは比べ物にならないくらいの熱狂的なものでした。客席の明かりがついても拍手は続きます。
1階席の人はほとんど立ち上がりオケピットの前まで行っている人多数。
上の階でもどんどん立ち上がって拍手拍手。
もちろん、めぐみも4階席で立っていましたよ。当然、視線はウィルのMに(笑)じぃぃぃぃって見つめてしまったけど、穴が開かなかったかしらん?
アニエスもニコラもウィルも晴れやかな笑顔で、本当にこの日は充実した舞台でした!
ウィルフリードの笑顔にメロメロになっためぐみは、帰りに2000円するプログラムを買って帰宅したのでした♪
posted by めぐみ at 16:03| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月26日

続・4/23 パリオペ「白鳥の湖」メモメモ(妄想全開)

明日から「パキータ」です。
新しい演目がはじまる前に、少しでもこの間の妄想全開のレポを完成させねばなりません。
今日も頭の中には「白鳥の湖」の音楽が流れています。
でも、時々「ラ・バヤデール」になったりも。なにせ、ボリショイ・バレエの引越し公演ももうすぐですから。

さてさて。
4/24のアニエス&ニコラ&ウィルフリードの感想の続き。
第2幕。
アニエスのオデットは孤高の女王。美しいけど、ちょっと近づきがたい。
めぐみとしては、その近づきがたい感じがちょっとでした。
オディールの方が、めぐみの好みでした。4キャスト結果的に見ることができましたが、黒鳥はアニエスが一番気に入りました。

コール・ド・バレエの白鳥さんたち。
前日に見ていたこともあり、足音はあまり気にならず。(慣れたとも)
正直言って、第2幕の白鳥さんたちは最後まで「うっとり」見ることはできませんでした。かなり、元気な(というか複雑)な振り付けだったのでどこか冷静に見てしまって。
ニコラ@王子とアニエス@オデットの出会い
王子は白鳥を見て一目で恋に落ちたというより、好奇心が勝る感じ。
コール・ドの白鳥さんたちのチュチュをツンツンしたりしていましたし。ちょっと可愛かったです。
この幕は、ウィルフリード@ロットバルトの出番がほとんど無かったので落ち着いて?踊りに集中出来ました。
こんなこと書いたら、殴られそうですが。第1幕ではニコラ&ウィルの絡みに夢中でワルツは上の空だったのでした。

第3幕。
王子の花嫁を選ぶための舞踏会です。
当の花婿さんは、上の空。オデットのことを考えているのか?それとも、家庭教師のことを考えているのか。
第1幕では割と大人に見えたジーグフリート王子でありますが、あれ?なんだか少し幼く見えます。
ママと一緒だから?やっぱ、家庭教師がいないから?うーむ。
民族舞踊の一番手、チャルダッシュ。唯一の日本人団員藤井さんの姿が見えました。
やがて、花嫁候補たちが登場します。それぞれ、父親らしき男性にエスコートされて。
似たような色使いのドレスですが、よく見ると少しづつ色やデザインが違います。王子と踊り、自分こそ選ばれて見せると意気込む花嫁候補たち。
どんなに頑張っても、心ここにあらずのニコラ@王子は心を動かされません。
王妃がいくら花嫁を選ぶように言っても駄々っ子のように断るだけ。さらに幼児化しています。
うーむ。あの第1幕での大人な様子はウィル@ヴォルフガングが居たからこそだったのでしょうかねぇ。
要するに、家庭教師に向けた演技だったのか!?ジーグフリートよ!

そんな中、ファンファーレが鳴り響き新たな客の到来を知らせます。
待ちに待ったロットバルト登場、じゃなかったオデットに扮したオディールです。
いきなり、ニコラ@王子の背後に近づくロットバルト。一瞬、第1幕での王子の耳元で囁く家庭教師の図がよみがえります。
いやーん。ウィル@ロットバルトの長いマントが素敵ざんす。そんなロットバルトにエスコートされたアニエス@オディールも自信にあふれて実につややか。
この2人は、親子?それとも年の離れた愛人?
パリオペの黒鳥さんは、どなたも妖艶系ではないみたい。
堂々とやってきて王子を絡めとります。この辺は、ロットバルトとオディールの共同作業ですがね。
王子が近づくとすかさずロットバルトが遮り、遮られた王子はどんどんと夢中になっていくのです。
あくまでも恭しい態度を崩さないウィル@ロットバルトですが、第1幕のヴォルフガングのときとは明らかに気配が違う。隠し切れない尊大さが漂います。王子を陥れることへの葛藤なんて、欠片もありません。
スリリングなトロワです。
周りの不安げな視線にも気づかず、ひとり明るい音楽に乗って弾むように踊る王子。
畳み掛けるようにオディールがロットバルトが踊ります。
王子陥落。端によって王子のヴァリを眺める結婚詐欺師2人組。
アニエス@オディールからは「私、やったわよ!褒めて褒めて」という声が聞こえてくるよう。対するウィル@ロットバルトは「ようやったオディールちゃん♪チュッ」でした〜。

とうとう王子が花嫁を指名する段に。不安げな王妃もしぶしぶ承知。
それだけでは満足できないロットバルトは王妃の前に割り込んで、、、「それなら誓ってもらおうじゃあないかぁぁぁ」。
やくざですか。ロットバルトさんよ。
王子が誓いのポーズをとった途端、詐欺師2人組の正体露見。
「あーっはっはっは、引っかかった引っかかった!!!!!」
「おーっほっほっほっ、ほんと馬鹿な王子ね!!!」
って哄笑が聞こえてくるようでしたよ。4階席までもね。
いや〜。凄みがあって、くらーい色気たっぷりのロットでございました。
そして、あっけにとられている宮廷の人々を蹴散らして去っていったのでした。
残された、被害者親子(笑)
ニコラ@王子の退行は、さらに進みます。がっくりと崩れ落ち泣き叫ぶのです。
モローやジョゼの王子よりもさらにヘタレ度がアップ。
そんなに、家庭教師のそっくりさんに騙されたことがショックだったとは!!!

第4幕については、また明日にでも。
posted by めぐみ at 17:08| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

4/24 パリオペの「白鳥の湖」

に、行って来ました。白鳥最終日に、大波乱。
何と、マリ=アニエス姐さんが第1幕で捻挫して降板。代役でエミリー・コゼット嬢が踊ったのでした。
第2幕終了後、ルフェーブル芸術監督が舞台に上がって主役交替のアナウンスをしました。

何と言ったらいいのか。全く気がつきませんでした。
ただ、第1幕のトロワに出て来た人を見て「あれ?土曜のソワレの人と違う」と違和感を感じただけでした。その直感は正しかったんですが。(ちなみに、トロワの代役はダニエルさん)
怪我が、あまり重くないといいのですが。心配です。

さて。今日の舞台の話。
ジョゼ@王子とパケット@ヴォルフガングの絡みを見ていて、オテロに毒を吹き込むイヤーゴの姿を連想しました。美しい悪魔でした。
割と大人な王子は、終始冠を気にしているご様子。
サイドながら今までで一番センターよりの席だったため、そのことに気がつきました。

さてさて、代役のコゼット嬢はたおやかな白鳥で魅せてくれました。黒鳥はちとテクニックが弱いかな?とは感じましたが、なかなかのもの。
ジョゼと組むのは初めてと聞いたのですが、見事なパートナーシップだったと思います。
posted by めぐみ at 22:03| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

4/23 パリオペ「白鳥の湖」メモメモ(妄想全開)

昨日マチネ&ソワレとヌレエフ版の白鳥を見て、めぐみはヴォルフガング=ロットバルトとは王子を抑圧し支配し操る存在と感じました。
ロモリはどんな、ヴォルフガング=ロットバルトを演じるのだろう?そう考えながら向かった東京文化会館でした。

めぐみの目に映った、ロモリ@ヴォルフガングは決して高圧的でも冷ややかでもありませんでした。
王妃からも宮廷の人々からも重んじられている王子の守役。恭しく王子をもり立てます。
二コラ@ジークフリートも、成年に達した王子らしく落ち着きと威厳を備えている。家庭教師へは、尊敬と敬愛を抱いているように見えました。
そう、父親に対するように。
見るからに理想的な主従関係と見えました。ここからどんなドラマが?と考えたのは一瞬のこと。
王子と家庭教師のPDDで息を呑みました。
ヴォルフガングの振りに倣ってジークフリートは踊ります。
この場面、昨日見た2回とも家庭教師が王子を支配する、型にはめようとする場面に感じました。
して、今日は?

感じたのは、ヴォルフガングの老いです。
(明らかに二コラより年上と分かるウィルフリードだからこそ感じられたことですな。額はM字で髪には白いものが。)
ヴォルフガングは、王子が幼いときからずっとこのようにして教えて来たのでしょう。自分がやって見せて教え込む。そんな2人の様子が透けて見えました。
成年に達した今でも、王子は彼に素直に従います。
でも、家庭教師は知っています。自分がもう若くないことを。王子は気付いていないけれど、彼は家庭教師を超えつつあるのです。若い王子はヴォルフガングよりも伸びやかに晴れ晴れと踊ることができるのです。
この辺りから嫉妬が憎しみが芽生えたのではないか。
そして、物陰から独り踊る王子を見つめて葛藤し、暗い情熱に身を任せるまでになったのではないかと。

いや〜。ことロモリの役ってことで、妄想モード全開ですね。壊れまくりです。
続きはもうちょっと、頭を冷やしてから書きます〜♪
posted by めぐみ at 21:02| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4/23 パリオペの「白鳥の湖」

に、行って来ました。感想。
ウィルフリード!!!ウィルフリード!!!ウィルフリード!!!
です。
へっ?意味不明ですね。
“若い”ヴォルフガング(ロットバルト)とはあまりにも違う、“大人”の深みのあるヴォルフガングでした。
彼がやるとこんなにも、違った話になるなんて!
熱狂的なカーテンコールでした。
めぐみも、熱気に当てられてプログラムを購入してしまいましたよ。まさか、買うとは自分でも思っていなかったのでびっくりです。

めぐみったら、ロモリのことで胸がいっぱいになってしまってアニエスのことも二コラのこともお留守になってしまいました。すみませんね〜。
もうちょっと、浸っていたいので落ち着いたら感想書きますね。どんなところがすごかったのか。
posted by めぐみ at 16:58| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

パリオペの「白鳥の湖」マチネ&ソワレメモメモ

早速、マチネから行きまーす。
初めてのヌレエフ版の白鳥。話には聞いていましたが、前奏曲から物語が始まっています。
うたた寝するジークフリート。ロットバルトにより、白鳥にされたオデット。

場面は変わって、お祝いにやって来た男の子、女の子にも気付かず眠り続けるジークフリート。
ファヴォラン@ヴォルフガング登場。ジークフリートを起こします。
冷ややかにお坊ちゃんジークフリートを見つめ支配する、大人のヴォルフガング。甘ちゃんな王子は、そんな家庭教師に認めてもらいたくて必死で真似をして踊っているように見えました。
王子だけでなく、宮廷の人々も見下しているかのようなヴォルフガングです。

第2幕でのオデットとの出会い
ムッサン@オデットは、かな〜り固かったです。
白鳥さんたちも、足音高らか(ドタバタ、ギュッギュッ)であまり美しいとは思えませんでした。

第3幕でオディールを連れたロットバルトが登場し、ドラマが動き出しました。
だって。ジークフリートとオデット(またはオディール)ではなく、ジークフリートと支配者ロットバルトの物語なのですから。
通常、黒鳥のPDDと呼ばれる有名なシーン。ヌレエフ版では、トロワです。
支配者ロットバルトの言うがまま、オディールに愛を誓うジークフリート。一瞬にして、本性を現したロットバルトとオディールは、王子を嘲り去って行きます。
結婚詐欺にあい、絶望し崩れ落ちるモロー@ジークフリートと母王妃。
ヘタレ過ぎで、笑いそうになります。

王子が倒れたまま、第4幕へ。
倒れっぱなしじゃあ、白鳥さんたちは邪魔でしょうね〜。
一瞬、ヘタレ王子を攻撃しないかと期待してしまいましたが。さすがにそんなことはなく、王子はいずこへか去りました。
やがて、うちひしがれたオデットが現れます。
小柄なムッサン@オデットは、今にも崩れそうな位弱っています。ヘタレ王子は、偽りの誓いをしてしまったのですから。
ジークフリートと再会し、彼を許すもロットバルトにオデットは拉致られてジークフリートは倒れ込むのでした〜♪
お・し・ま・い

ソワレ。
マチネの甘ちゃんな王子に比べれば、ソワレのジョゼ@ジークフリートは、大人びて思慮深げ。パケット@ヴォルフガングは、王子の年若い叔父といった感じでした。
う〜ん。貴人ではあるけど、あまりにも若いのよね。だから、王子への影響力が薄かったかな。
そんな感じだから、普通の白鳥に見えました。
第2幕の湖畔での出会い。ジロ@オデットは、美しくしなる腕で魅せてくれました。ウットリ。硬質なムッサンに比べ温かい感じがしました。
そういえば、プリセツカヤに指導を受けている映像を見たことがあります。
白鳥さんたちの足音は、慣れたのかあまり気になりませんでした。
第3幕も、滞りなくジークフリートは陥落。幕切れに崩れ落ちる、ジークフリート。なかなかなヘタレっぷりでした。
第4幕、またもヘタレ王子はオデットを拉致られてしまいましたよん。
ジロ@オディールは、パケット@ロットバルトの愛人のようにも見えたから、意外とオデットはロットバルトと幸せに暮らしたりなんか、しませんかね〜?へへへ。

ざっと、思い付いたとこだけメモしてみました。
前にも書いたように、全体的にはソワレが良かったです。
でも、独特な解釈のヌレエフ版の白鳥としては、マチネが印象的だったです〜。
ファヴォラン、とっても良かったです〜。1回だけなんて勿体ない!
それにしても。見ながらここはロモリならどう振る舞うんだろう?って考えてしまいましたよ。
いよいよ明日、ロモリ@ロットバルトです!ドキドキ!
posted by めぐみ at 23:39| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パリオペラ座バレエ「白鳥の湖」マチネ&ソワレ

に、行って来ました。今日は、盛り沢山な1日でした。
マチネ観劇後、西洋美術館でさっと軽く美術観賞。常設展が無料鑑賞日だったので。(毎月第2・第4土曜日は無料)
それから、ソワレに一緒に行った会社の先輩と腹ごしらえを済ませてから再び東京文化会館で「白鳥」を見たのでした。

事前にネットでヌレエフ版の特徴や見所をリサーチして行きました。
何でも、この版の特徴は王子と家庭教師(ロットバルト)の怪しい関係だとか。

そういった意味では、マチネ公演は際立っていたように思います。
それに比べればソワレは、普通の「白鳥」に近かったかな。
全体的な満足度としては、ソワレの方が良かったですけど。

さすがに、マチネ&ソワレ連続観劇は疲れました。
個々の印象的だった点は、家に帰ってから書きます〜。
posted by めぐみ at 21:52| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月25日

新国立バレエ「ナチョ・ドゥアトの世界」3日目

に、行って来ました。
新国立バレエ公演とはいえ、コンテに2回も行くなんて自分でもビックリ。
今度は、1階の正面の席でした。すぐ前の列には、牧芸術監督の姿も。
二度目のナチョ・ドゥアトの世界でしたが、今日も耳に優しく目に快い公演でした。
なーんにも考えずぼけっと見て。すごく癒されます。
優しく上品で、暖かい。素朴で野趣があり、しかし、洗練されている。
そんな、作品でした。
休憩時間に、ロビーで志賀三佐枝&森田健太郎ご夫妻を見掛けました。
相変わらず、志賀さんは細かったです。
posted by めぐみ at 17:20| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

新国立劇場バレエ「ナチョ・ドゥアトの世界」初日

「ドゥエンデ」
酒井はな・本島美和・高橋有里・西山裕子・遠藤睦子・湯川麻美子・山本隆之・八幡顕光・吉本泰久・グリゴリー・バリノフ・中村誠・陳秀介

「ジャルディ・タンカート」
厚木三杏・遠藤睦子(23、24)/寺島ひろみ(25、26)・湯川麻美子・貝川鐵夫・井口裕之・山本隆之

「ポル・ヴォス・ムエロ」
湯川麻美子・本島美和・遠藤睦子・丸尾孝子・酒井はな(23、24)/高橋有里(25、26)・西川貴子・末松大輔・吉本泰久・陳秀介・市川透(23、24)/山本隆之(25、26)・貝川鐵夫・冨川祐樹

Z席を買い、初日の舞台を見てきました。
うん。楽しかったです。見に行って良かった。
ドゥエンデはスペインの座敷わらしのことだとか。
といっても、なーんにも考えずぼけっと見ました。
ドビッシーの曲もダンスも癒し系だな〜と思っているうちに盛り上がる盛り上がる。
ちょっとキリアンを思い出しました。昔、テレビ放映された記憶。
何がどうとはいえませんが、結構いいな、好きかもと思いました。

ジャルディ・タンカートは、数年前の初演時に見ています。
その時は、カタロニアの民謡風の曲からどこかアラブのイスラム風の香りを感じたものでした。
今日見て。
ぎらつく太陽の下、土埃を見たように思います。
目に映る景色すべてが赤茶けて感じられたジョホールバル。真昼の信じられないくらいきつい太陽と土埃たつバタム島。
そんな、昔昔めぐみが旅行した所が浮かんで来ました。
一番これが気に入ったかな。

最後は、ポル・ヴォス・ムエロ。
宮廷舞踊へのオマージュ的な作品だそうです。
これまた、なーんにも考えずぼけっと見ました。
肌色の体にぴたっとした衣装と、宮廷風?な衣装でした。女性は長いスカートで男性は黒系の衣装でしたね。
仮面などの小道具が出て来たり、男性陣はマントを翻したり。
良く分からないけど、興味深く見ました。
全く退屈しませんでした!というより、次は何が始まるのかと集中して舞台を見つめていました。
カーテンコールにはドゥアトご本人も登場。盛大な拍手を浴びていました。

初日だけなのか、プレゼント付きクイズなどもやっていました。
初日とはいえ平日夜なので、後ろの方には空席が目立ちました。
ロビーや客席には、ダンサーやらバレエ評論家やら幹部の方々でにぎわっていて休憩時間も楽しかったです。
ロビーでボーっとしていたら、目の前をハンサムは男性が……ん?ガリムーリン氏でしたっ。
posted by めぐみ at 21:45| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

ウィーンの「イル・トロヴァトーレ」

昨夜、注文していたDVDが届きました。ヴェルディ作曲のオペラ「イル・トロヴァトーレ」です。

ヴェルディ:歌劇「イル・トロヴァトーレ」

キャストは……
ルーナ伯爵 … ピエロ・カップチッリ
レオノーラ … ライナ・カバイヴァンスカ
アズチェーナ … フィオレンツァ・コッソット
マンリーコ … プラシド・ドミンゴ
フェッランド … ホセ・ファン・ダム
イネス … マリア・ヴェヌーティ
ルイス … ハインツ・ツェドニク
ジプシーの老人 … カール・カスラフスキー
使者 … エヴァルト・アイヒベルガー

演出: ヘルベルト・フォン・カラヤン
指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
1978年5月1日 ウィーン国立歌劇場(ライヴ

だそうです。
アリア集とか合唱曲集のCDで一部は聞いたことがありましたが、全体を見るのは初めてでした。
いや〜。何と言うか、ヴェルディ様様ですね。
めぐみお目当ての、ピエロ・カプッチッリをたっぷり見ることができて大満足。当初は、少しだけのはずが眠い目をこすりながら全部見てしまいました。
とっても笑えるストーリーですが、迫力の低音に合唱に圧倒されます。
マザコン吟遊詩人VSストーカー伯爵って図はかなり笑えますなぁ。
復讐にとりつかれたアズチェーナ@コッソットの迫力が印象的。マザコン吟遊詩人マンリーコ@ドミンゴとの二重唱は聞き応え十分。
こんな熱い親子の(義理だけどね)中に挟まれたら、花嫁レオノーラなんて居場所がなくなってしまうでしょうよ、なんて思ったりして。
細かい感想は次の機会にでも、と思いますがカプッチッリばっかり見ていたので今日はもっと全体を見なくちゃなどと思います。
ハインツ・ツェドニクも出ていますしね。
posted by めぐみ at 12:58| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

二期会「ラ・ボエーム」

に行って来ました。雨の中を。
渋谷の殺人的な雑踏をくぐり抜けなければならないオーチャードホール。
スクランブル交差点なんてもう!
オーチャードホールを、めぐみに限らず苦手とされて居る方も多いのでは?
そんなめぐみでしたが、半蔵門線を利用するようになってそれも少し軽減されました。
109の出口を使えば、スクランブル交差点はカット。東急は目と鼻の先です〜。

前置きはそのくらいにして今日の公演を。
第1幕は、???でした。正直言うと。
何とも芝居掛かった演技。段取り芝居みたいでした。
ロドルフォの「冷たい手を」のアリアも、「こんなに盛り上がらないなんて、いいの?」と感じました。拍手にブラボーもかかってましたが、めぐみの席近くは“シーン”。
第2幕になり、ムゼッタのワルツが始まった時はホッとしました。これよこれ、これが聞きたかったのよ〜、と。
この辺りから持ち直して来たように思います。
ボエームが苦手なめぐみも、さすがに第4幕で瀕死のミミを囲んでの場面にはホロリとしました。
黒づくめの哲学者コッリーネが、長く連れ添った外套に別れを歌うとこが一番グッと来ましたね。
キャスト表が手元にないのでお名前が分からないのが残念です。

演出は、割と普通でした。第1幕の屋根裏部屋は、ちいちゃな部屋のセットがあり後ろの空間には画家殿が描いた?パリの絵が何枚も飾られていました。
第2幕、幕開けに客席を通ってクリスマスのパリの人々が一部登場。舞台に上がります。ムゼッタのワルツの時に、後ろの空間に影絵を写していました。男と女の駆け引き?みたいな。
まぁ、格別可もなく不可もない感じでした。お昼抜きで出かけたため、登場人物と同じようにおなかが減って大変でした〜。
posted by めぐみ at 17:37| 東京 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

オペラ「海賊」のあらすじ

昨日購入した、ヴェルディ作曲のオペラ「海賊」。
マイナーな作品だけあって、ちょっと中途半端なところもありました。作曲者自体がぜんぜん乗り気じゃないけど(契約だから渋々)作曲したというものだそうで、聞かせどころはあるけどちと物足りないですね。
どうしてもバレエの「海賊」と比較してしまうめぐみが悪いんでしょうけど。
いかにもヴェルディさんらしく、低音歌手がかなり、ソプラノ&テノールの王道カップルを食ってしまっていました〜。

あらすじですが、海賊の頭領コンラッドは恋人のメドーラと暮らしているわけですが、トルコと戦うために船出することになりました。メドーラは恐ろしい予感にさいなまれます。コンラッドが戦死しもう帰って来ないのではないかと。
嘆く恋人を振り切るようにコンラッドは出航するのでした。
さて、コンラッドの敵トルコのセイド・パシャの後宮では愛妾ギュリナーラが嘆いています。セイドの一番のお気に入りで贅沢は思いのままの彼女ですが、彼女はセイドを憎んでいます。ギュリナーラは、自由になりたいのです。
セイドはトルコ兵を従えて、海賊たちとの戦いでの勝利を祈っています。アラーに。
そこへ、海賊に捕らえられていたという男がやってきました。男を尋問している間に、敵襲が!
男はスパイだったのでした。
不意打ちをされたトルコ軍は、たちまち劣勢に立たされます。炎の中で逃げ惑う女達。コンラッドは、女達を助けようとしますがそのせいでトルコ軍は形勢を立て直し海賊たちは総崩れ。
コンラッドは捕虜となります。
ギュリナーラは必死で命乞いをしますが、それがセイドの猜疑心に火をつけます。ギュリナーラは、自分を裏切ったのか?そうだ、彼女はあの海賊を愛している!
何とかコンラッドを逃がして自分も自由になりたいギュリナーラは、牢に忍び込みコンラッドを逃がそうとします。応じないコンラッド。
痺れを切らしたギュリナーラは、牢を出て行きます。どこへ?
しばらく後に茫然自失したギュリナーラが戻って来ました。眠っているセイドを刺殺したのです。
この期に及び、コンラッドはギュリナーラを連れて逃げることにしたのでした。
さて。
お家でコンラッドの帰りを待ってるメドーラは、海賊総崩れの報に自殺せんとしています。そこへコンラッドがギュリナーラを連れて帰って来ました。
事情を知りギュリナーラに感謝するメドーラ。でも、メドーラは毒を呑んでいたのです。瀕死のメドーラ。
メドーラが死ぬとコンラッドも、海に身を投げるのでした。
残されたギュリナーラは絶叫するのでした〜。

って、話。
ギュリナーラ役の人はソプラノと書いてありましたが、通常のヴェルディ・オペラじゃメゾがやるような役割ですかね〜。
セイド役のレナート・ブルソンは、見応え十分。お髭は自前ですね〜。

海賊というと、権力とは無関係の無頼漢のイメージでしたがこの作品を見てそうでもなさそうな気がして来ました。
考えて見たらシモン・ボッカネグラは元海賊の総督ですし。
ドレイク提督も、大英帝国の海賊でしたね。
posted by めぐみ at 18:17| 東京 ??| Comment(0) | TrackBack(5) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

「バレエの美神」続々一口感想

バレエの美神第3部。第1部、第2部とはうって変わってクラシック中心のプログラム。
「眠りの森の美女」からローズ・アダージョ
オクサーナ・クチュルク
ボルドー・オペラ座バレエへ期限付き移籍しているクチュルク。
彼女のオーロラを見るのは初めてです。
セット付き、コール・ド・バレエつきの豪華版。ちゃんと国王夫妻もいますし、ヴァイオリンを持った小姓?もいます。華やかでいいですね。
でも、全幕ならば領地の若者や子供たちが踊るワルツの後に満を持して、待ちに待ったオーロラ姫登場の場面です。
ガラのため、さっさと出てきたのでオーロラ登場の拍手がなくって残念でしたわ〜。
クチュルクは、割と庶民的で親しみやすいお姫様。
ロシアのバレエ団のローズ・アダージョですから、手をそんなに高く長く挙げるわけではないのですすが、今回のオーロラは余裕がかなりなさげに見えました。
緊張してたのかな。

「眠りの森の美女」グラン・パ・ド・ドゥ
イリーナ・ペレン/アンドリアン・ファジェーエフ
ローズ・アダージョに続いて、マリインスキーの王子様ファジェーエフとペレンによるGPDDでした。
華やかなカップルで良かったです。
ファジェーエフを見ていたら……なんかマラーホフを思い出しちゃいました。何でかな?
髪型のせい、かな?

「アヴェ・マイヤ」
マイヤ・プリセツカヤ
数年前のNHK教育テレビで「21世紀-現代バレエはどこへ」にて、ベジャールがプリセツカヤに振付けたと紹介されていた作品。番組では”アヴェ・マリア”って言ってたような気がしますが。
黒いパンツスーツみたいな衣装で、高いヒールの靴。80歳にはとても見えません。
両手には、扇子。
日本舞踊(見たことないけど)とかから影響を受けて作ったんでしょうね。
一瞬”瀕死の白鳥”を思わせる振りがあったりもしました。
なんせ、伝説のマイヤさまですから。謹んで拝見しました。皆様、同じような心境のようでブラボーがかなり飛んでいました。
是非とももっともっと踊りつづけていただきたいですね。
印象的だったのは、カーテンコールでオケの何人かの人たちがビデオでプリセツカヤ様を撮影していたこと。
おいおい〜、でしたがさすが彼女の人気はすごいなと思わされましたね。
アニハーノフさんの頭がオケピットからちょっと見えたりもして。さすが、マイヤ様!

「シルヴィア」
デルフィーヌ・ムッサン/ウィルフリード・ロモリ
産休直前にエトワールに任命されたムッサン。産休明けで登場です。
ムッサンは狩の女神ディアナ役で、ロモリは永遠に眠りつづける青年エンディミオン役。
市販されているパリオペラ座映像ではマリ=アニエスとジョゼが踊っている、あの場面です。
曲が聞こえてきただけで、胸がいっぱいになりました。なんて、官能的な音楽なんでしょう。
ディアナがセーターを着る場面はありませんでしたが、ムッサンのソロがありました。
そして……サロペット姿のロモリ登場。
ああっ。ロモリ、”美”は付かないですが青年になっています。さすがです。
映像のマリ=アニエス&ジョゼのこの場面は、”逞しい女性と繊細な美青年”の物語に感じられました。女神様に誘惑された眠れる森の美青年。
こっちのムッサン&ロモリはそれと印象を異にしていました。
逞しいのは眠れる(目は結構開けていたようでしたが)森の男ロモリの方。
女神様は眠れる男に憧れ、寄り添っていくように感じられました。とすると、女神の方が誘惑されちゃった?なーんてね。
なので、こちらは”繊細で芯の強い美女と彼女が憧れる逞しい青年”の物語でした。
踊る人が違うだけでこんなに印象が変わるのか〜、と興味深く見ました。
途中でロモリの衣装の背中の部分に穴が開いていることを発見。結構リフトも多いので、穴が開いてしまったのでしょうか?
気になってしまって、カーテンコールでもじぃぃぃっと見てしまいました。

「ドン・キホーテ」からグラン・パ・ド・ドゥ
オクサーナ・クチュルク/ファルフ・ルジマトフ
またまた、ドン・キ。GPDDとはいえ、コール・ドもキトリの友人のヴァリエーションも付いての豪華版でした。
事前の発表では、クチュルクorシェスタコワとのことでこの日はクチュルク。他の日はシェスタコワが踊ったそうです。
クチュルクは赤い衣装でした。ルジマトフは白。
ルジマトフは不調のようでした。パートナーシップもあまり良くなく。
でも、かっこよかったからいいかあ〜という気分にさせていただきました。
スペインの伊達男の風情でしたね。
彼のバジルを全幕で見たかというとちょいと微妙ですが、GPDDならばいいですね。
クチュルクも32回転をビシッと決めて会場を沸かせていました。うん。盛り上がりました。
オーロラよりはキトリの方が合っていると思います。いつも組むミハリョフの方が、パートナーとしては良いんでしょうが。
定石どおりという見方もありますが、しっかり盛り上がりフィナーレへ進むことが出来ました。

フィナーレは、眠りの第3幕の曲に乗っての定番通り。
順々に出演者が出てきて、最後は我らがマイヤ様。ルジマトフに話し掛けたりクチュルクと話したりでしたね。
と、言ってもめぐみはロモリばっかり見ていました。
彼はとっても機嫌良さそうに見えました。前にも書いたけど、ムッサンとレドフスカヤに挟まれていたんですもの。
ふふふ。
プログラム構成に少々難ありのガラでしたが、充実したガラだったです〜。
posted by めぐみ at 11:55| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ♪舞台・映像のレビュー♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする