「十九世紀フランス・バレエの台本」と主婦の友社の「大人のパリ」です。

大人のパリの方は、えぇ。めぐみの気になるあの方のインタビュー目当て。パリオペのエトワール、ウィルフリード・ロモリ氏でありま〜す。
朝からロモリの写真を見てニマニマしてしまったのでした。
さてさて。本題は、バレエ台本。

本の帯によるとこういった翻訳は世界初だそう。
以前紹介しましたように、ここには十九世紀フランスというかパリオペラ座で初演されたロマンティック・バレエの台本なのです。
今でもよく上演される「ラ・シルフィード」や「ジゼル」「コッペリア」などの台本もありますが、復元上演されている「パキータ」や「ダニューブ河の娘」も。
そして、名前を聞くのも初めての作品も多数!
バレエ好きの方だって、「ジェンマ」や「ナムナ」、「妖精たちの代子」など知らない人がほとんどでは?
ドリーブ作曲の「泉」は音楽を聞くことはあっても、ストーリーは知られていません。
なんと、パリオペの昇進試験も出てくる「エトワール」という作品があるなんて!!!
失われた作品が大半ですがね。
いろんな作品があるので、あっちを見たりこっちを見たりと楽しんでいます。
たくさんのストーリーを知ることが出来ましたが、今日一番の収穫は「ラ・シルフィード」。
ラ・シルで、ジェームズは結婚の日に家に入って来た老女マッジを邪険に追い払ったことを疑問に思ったことはありませんか?
ジェームズは、傲慢でお年寄りを大切にしない若者だったから。と、めぐみは思っていました。
間違いではないと思います。えぇ。
台本を見て、ハッとしました。
魔女マッジは、ジプシー女だったのです!
腑に落ちました。
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資料の収集と翻訳に十年間を費やしました。それだけに、音楽劇に造詣が深く、このようにお書きくださるお方がおられたことは、望外の喜びです。
私はとりわけ『ラ・シルフィード』が好きでして、ジェイムズのように夢を追いかけているうちに、一冊の本になった次第です。(ジェイムズには台本作者のヌリが投影されていますでしょうね。)
お礼を申し上げます。