パリオペの「白鳥の湖」DVDを買ったときに、昨年夏のメルビッシュ音楽祭の「ルクセンブルク伯爵」のDVDも一緒に購入していました。毎年NHKで放映しているのですが、地上波では流してくれないので。
見ての感想ですが、う〜ん。演出や振付は基本的に同じような感じなので、マンネリ化していると思える部分があります。
野外の大きなステージでやるので、どうしても電球ピカピカで派手なパフォーマンスになってしまうんでしょうが。数年前の「チャルダッシュの女王」や「メリー・ウィドウ」では、派手派手の舞台がピッタリでしたけど。ナイトクラブや
パーティーの場面が多かったので。
まぁ、多少の細かいことは置いておいても映像化されることの少ないオペレッタ作品を見る喜びは当然あるんですが。
それにめぐみとしては毎年、ハロルド・セラフィンおじ様の舞台姿を
チェックするのを楽しみにしているのですから!オペレッタは渋いおじ様役者が欠かせませんからね〜♪
主要キャストは以下の通り。
ルネ・ルクセンブルク伯爵:Michael Suttner
アンジェール(ムーラン・ルージュの歌手):Gesa Hoppe
バジル・バジロヴィッチ侯爵:Harald Serafin
ココゾフ伯爵夫人:Marika Lichter
アーマンド(画家):Marko Kathol
ジュリエット(画家の恋人):Anja‐Nina Bahrmann
舞台がパリというだけあって、アンジェールはムーラン・ルージュの歌手という設定。ブダペストだったらオルフェウムですね。オペラ座のエトワールではなくて、ムーラン・ルージュのエトワール(看板にそう書いてありました)というところが如何にも貴族との偽装
結婚が必要そうな感じです。
今は偽装結婚というと市民権を得るためだけど、昔は一般庶民を貴族の身分にする手段だったんですね〜。偽装結婚の相手は、破産して財産を差し押さえられたルクセンブルク伯爵!当の伯爵は差し押さえなんて気にも留めず、遊びまくっていますが。
この「ルクセンブルク伯爵」は、同時期に作曲されたオペラ「ラ・ボエーム」と設定が似ていることからオペレッタのボエームと呼ばれているとかいないとか。と言っても、舞台がパリで若い芸術家などボヘミアン達の
恋愛物ってくらいの共通点でありますが。
それを意識しているのか、画家のアトリエは屋根裏部屋で画家をはじめボヘミアン達がたむろするのは「ラ・ボエーム・
カフェ」ですって。
第1幕のカーニバルの仮装行列はムーラン・ルージュやラ・ボエーム・カフェの前を通り、偽装
結婚式は画家の屋根裏部屋のアトリエです。屋根裏部屋と言っても、サンルームみたいでちっとも貧乏そうな部屋には見えんかったな〜。
カーニバルの仮装行列は、ルクセンブルク伯爵が太陽王を意識した格好でその時代風のコスプレのお姉ちゃんたちがいたり、サンバでもやるのか?と思うような格好だったりと騒ぎまくり。
謝肉祭(カーニバル)というのは、イースター前の40日間くらい身を慎んで過ごす四旬節の前にやるお祭りだそうで。これから品行方正な日々を過ごすから、その前に心置きなくたっぷり騒いでおこうということらしいです。(困ったもんだ)
画家のカップルは、いちゃいちゃしながら結婚するのしないのと喧嘩に余念がありませんなぁ。画家の恋人(ミューズだったりするのかな)ジュリエットはちなみにアンジェールの付き人。
あんなのと結婚したら後が大変そうと考えるめぐみはボヘミアンにはなれなそうです。
第2幕はカーニバルの夜の偽装結婚式から3ヶ月後。顔を合わせず結婚式を挙げたルクセンブルク伯爵とアンジェールが離婚をする前日。
ルクセンブルク伯爵はそれと知らず、アンジェールのムーラン・ルージュでの引退公演を見に来てアンジェールに一目ぼれ。書類上は奥さんなのにね。引退公演後のパーティーで、実は夫婦だったと知らされて仲良く?出て行くのでした。
アンジェールの離婚後、即座に
再婚する約束だったロシア貴族のバジロヴィッチ侯爵(ハロルド・セラフィン)は嫉妬の炎メラメラ〜。いくらお金がないからって遊び人のルクセンブルク伯爵と結婚させたのは間違いでしたねぇ。
第3幕は、グランドホテルにて。明日には結婚する画家カップルと明日には離婚するルクセンブルク伯爵夫婦、2人を追いかけて来たバジロヴィッチ侯爵がグランドホテルに大集合♪
でも。ホテルにはバジロヴィッチ侯爵の(元)恋人のココゾフ伯爵夫人が宿泊していたので、いつの間にか老侯爵との仲も復活して結局3カップルがメデタシメデタシとなるのでした。
(大迫力のココゾフ伯爵夫人で老侯爵もかなり引き気味でしたがね。)
ちなみに、最後の最後でルクセンブルク伯爵の差し押さえは解除されて偽装結婚の報酬はお返ししたようです〜。