先日届いたリセウ大歌劇場の「ランスへの旅」のDVDを見ました。
コリンナ:エレーナ・デ・ラ・メルセド
メリベーア侯爵夫人:ポーラ・ラスマッセン
フォルヴィル伯爵夫人:マリオラ・カンタレロ
コルテーゼ夫人:マリア・バーヨ
騎士ベルフィオーレ:ホセ・ブロス
リーベンスコフ伯爵:ケネス・ターヴァー
シドニー卿:シモン・オルフィラ
ドン・プロフォンド:二コラ・ウリヴィエリ
トロンボノク男爵:エンツォ・ダーラ
ドン・アルヴァーロ:アンヘル・オデナ
ドン・プルデンツィオ:ステフェン・モルシェク
ドン・ルイジーノ:ホセ・ルイス
デリア:クラウディア・シュナイダー
マッダレーナ:ミレイア・ピント
モデスティーナ:メルセ・オビオル
ゼフィリーノ:ダビッド・アレグレット
アントニーオ:アレクス・サンマルティ
ジェルソミーノ:ホルディ・カサノバ
あぁ、長い。登場人物を転記するだけで一苦労の「ランス」です。あり得ないってくらいに主要な登場人物が多くって。
そのくらい贅沢な歌手使いをするオペラなので、本当に楽しいです。字幕見ないで音楽として聞き流すだけでもね。このDVDは、2枚組でした。意外。
オペラの舞台である“黄金の百合亭”は、温泉ホテル風。
ヨーロッパの湯治場というと入浴よりも、
温泉の湯を飲むイメージが(ハンガリーはともかく)ありましたが、ここはちゃんと入浴していました。
ま、
お風呂というより温泉プールで泳いだり、
マッサージを受けたり爪を磨いてもらったりして湯治客は過ごしていました。なので第1部の貴族たちは、
水着に
バスローブ姿。
トロンボノク男爵役で、エンツォ・ダーラが出ていました。めぐみが持っているオペラ映像に良く出て来るんですよね〜、ダーラは。トロンボノク男爵ってこういう役回りだったのか、と感じた次第。
昨日も書きましたが、コリンナ=EUってのは余りにもベタ過ぎ。気持ちは分からないではないですが、EU旗そのままの衣装&
帽子だのその他色々はねぇ。
第2部は、ランスに行けなくて残念でしたの宴会。
宴会を盛り上げるために呼ばれた旅芸人一座は思いっきりフランス革命にちなんだ出し物をするし、なかなか不穏な空気。ご婦人方は眉をひそめてます。
そして続くお国自慢の歌合戦。ドイツ人のトロンボノク男爵が歌えばドイツ国旗が下がり、以降各国の国旗が。唯一フランスだけは、旅芸人一座が革命の三色旗を振ると。
この辺りから、場内は客の貴族VS庶民の雰囲気に。
最後にコリンナが、シャルル十世を讃える即興詩を歌う場面では、後ろの
スクリーンにフランス革命に始まるヨーロッパの動乱の歴史が映し出されて、なんともなんとも皮肉な雰囲気に。と言っても、その動乱の歴史に気付くのはホテルのマダム、コルテーゼ夫人だけのようでしたが。
で、目前にある事態に気がつかない貴族たちを嘲るような庶民集団の雰囲気を感じ取ったコルテーゼ夫人が椅子に崩れ落ちて幕、でした。
うん。色々考えさせられる演出ではありました。
でも、手の混んだ演出なんてあってもなくても
ロッシーニはロッシーニだから面白いんだな、とも感じましたね。
posted by めぐみ at 14:51| 東京

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